これは2010年1月28日に「Nature」誌オンライン版で発表されたものを
ナショナルジオグラフィック公式日本語サイトが配信したものです。
この記事によると(以下、引用+加筆)
メキシコのタラウマラ族を研究した結果、裸足で走ると足にかかる負担が減り、普通の靴を使うランナーを悩ますケガを防げる可能性のあることが、最新の研究で明らかになった。
そうな。
タラウマラ族はチワワ州にある人里離れた峡谷地帯カッパー・キャニオンを裸足やサンダル履きで走り抜けて速さを競うらしい。
今回発表された研究では、高速度ビデオカメラと床反力計と呼ばれる体重計ほどの大きさの装置を使用して、63人のランナーがそれぞれ裸足で走った時に足にかかる負担の変化を細かくデジタル計測。その結果、裸足で走ると足の着地の仕方が変わることがわかったのだそう。
僕たちランナーは靴を履いて走る。
その際、かかとで着地する傾向がある。
だけど、タラウマラ族はつま先の付け根に近い部分で着地するらしい。
そのため、足が最初に着地したときに地面を瞬間的に捉える足裏部分の面積が小さくなり
その結果、足先と脚部が自然にバネのように動いて、それ以上のショックが吸収されるのだという。
ベテランランナーもビギナーランナーも大小のケガを経験したことがある。
例に違わず、僕も松葉杖経験者であり、膝痛に悩まされたことがある。
ケガを減らすことはどのレベルのランナーにとっても重要なことで
特に新しい趣味として走ることを始めたばかりの人にとって
ケガをしてしまって走ること自体をもやめてしまった人が結構いたりする。
楽しく、無理なく、ケガなく走ること。
そのヒントは足元にあるのかもしれない。