余裕のある朝は近くの町を歩き、写真を撮ったり町のひとと話したり、磯にたたずんだり。
アイスを食べ歩いたりお魚くわえた野良猫を追い掛けたり。
おばちゃんに干している海老をお裾分けして投げてもらったり(屋根で干していたから)、50年も漁師をしているおじちゃんが実は色白だということに驚いたり(だって腕とか出ているところはココアみたいに茶色いんだもん)。
書ききれないくらい盛りだくさんです。
ダンサーたちはみな運転ができないので、お散歩からの帰りは徒歩でてくてく。
暑いしきついしもう無言です。
帰ったらお昼ご飯をきちんと作ってみんなで食べて、衣裳に着替えて待機。
1時から5時まではお客さんがくるたびに出動して、20分ほどのパフォーマンスをします。
汗で流れるのでその都度日焼け止めを塗るけれど追い付かず、帰る頃にはわたしの手足もココア色になっている気が…。
夜ご飯を作って食べながら打ち合せをしたりすることもあるけれど、温泉に行ったり海に行ったり花火を見に行ったりという楽しみもあります。
(写真は海の突端で丸い空を眺めているところ)
決まった時間に起きて無駄なものを食べずご飯を炊き野菜を切って、話をし、歩き、遊び、踊ることまでできる。
疲れ切って夜もことりと眠ってしまう。
楽しいです。
踊ることだけ考えていればいい2週間。
風車の音、鳥や虫の声、海や雲や太陽、影や草のにおい、お客さんの年齢やこちらへの関心、はしゃぐお子さんたち、一緒に踊るダンサーたちとの距離や見え方のこと。
最初は風車の下に立ってこれらがからだにわぁっと入ってくることが新鮮で震えたけれど、あまりの情報の多さに溺れそうになり、迷いが生じることもままあります。
けれど毎回フィードバックをもらって微調整や意識の変換をし、また明日に望みます。
明日も。
あさっても。
こうして踊れることはなんて大変で、なんてしあわせなんだろう。
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