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第12回ご注文ありがとうございました。
本日発注しましたので、きっと4月末にはお届けできると思います。
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2009-08-24

「走ることについて語る前に僕は飲んでいた」

ランナーの方、もしくは村上春樹ファンならご存知かと思います。
「走ることについて語るときに僕の語ること」という本があります。
これは今や世界的作家となった村上春樹さんのエッセイ集(ご本人は「メモワール」(回顧録)と呼んでいるそう)です。



2007年10月に文藝春秋より刊行されたこの本の中で「走ること」と自身の小説執筆の相関性を語っています。
村上春樹さんは1979年『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビューします。
小説家の資質に必要なものの一つとして集中力を持続させるために体力が不可欠だと考え、自身の孤独を好む性格にフィットし、特に場所を選ばない長距離走を選び1983年のアテネ-マラトン間で初マラソンを敢行します。
それ以来四半世紀ほど一貫して「走る」ことを続け、自身の小説家としてのキャリアが、いかに「走ること」と連関していたかをこの本の中で述べられていて、作家=ランナーとしての村上春樹さんの側面が垣間見られる作品でもあります。


僕も一応ランナーです。
と言ってもかなりなんちゃってなランナーでして、村上春樹さんは勿論、他の市民ランナーの方々を差し置いて「走ることについて語るときに僕の語ること」だなんておこがましくて仕方がないんですが、人それぞれにそのきっかけやスタイルがあるものでして、ちょっと参考までになんちゃってぶりをご披露させて頂きます。


+


「走ることについて語る前に僕は飲んでいた」

3年前の新緑が芽吹いてきた5月頃の事でした。
東京・新橋の地下で夜中2時とか3時くらいでしたでしょうか、僕はたらふく飲んで酔っ払っていました。(その頃は深夜まで飲む(朝まで飲む)というのは至って普通のことでした)
一緒に飲んでいた友人がふと言います。「何か変わったことしたくない?」と。たらふく飲んで酔っ払っていた僕は「フルマラソンでも走ったら?」と軽口を叩きました。

酔った時の言葉でして、僕はこの発言を覚えていません。
ですが、やたら盛り上がったらしく、最後は周りの人たちと共に「フルマラソンにカンパーイ!」とやってしまったそうです・・・。
酔った時の約束は絶対。との意味不明な不文律が存在しませんか? こうして僕は考えたこともなかったマラソンをすることになってしまいました。


つづく

次回「走ることについて語る前に僕はカタチから入った」

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